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Ethereum(イーサリアム)やそのERC20のトークンを管理する際によく使われるMyEtherWalletですが、ICOの際には詐欺なども横行し、大切な資産を盗まれるケースも多々あります。

今回は少しでもそういった被害を減らすために、MyEtherWalletをローカル環境で使う方法をご紹介していきます。

MyEtherWalletをローカルで使う方法

まずは以下のリンク先にアクセスします。

github.com

次に、少し下にあるzipのダウンロードリンクをクリックします。

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今回はバージョンv3.10.3.9をダウンロードしましたが、もしバージョンが上がっている場合は最新のものをダウンロードして大丈夫です。

ダウンロードしたファイルを解凍すると、中にいろいろとファイルがありますがその中の「index.html」というファイルを開いてみてください。

すると、「https://www.myetherwallet.com/」にアクセスした時と同じ画面が表示されます。

あとは普段ウォレットを確認する方法と同じ流れで残高を確認することができます。

ローカルでウォレットを使うメリット

では、なぜこういったことをする必要があるのでしょうか?

まず最初に、偽サイトにアクセスする危険性が減ります。

例えば、検索窓から「MyEtherWallet」などと検索し、検索結果のリンクをクリックしてMyEtherWalletにアクセスしている方は注意しましょう。

なぜなら検索結果が広告で汚染されているかもしれないからです。

以下のツイートはBitfinexのフィッシング詐欺について警告したものです。このように、検索結果は広告で詐欺サイトに誘導される恐れがあるので、注意が必要です。

その点、ローカルに保存したファイルからウォレットを開けば、詐欺サイトである可能性はなくなります。

さらに、オンラインでウォレットにアクセスすることによる通信の漏洩リスクも減ります。まぁこういったサイトはほとんどhttpsでSSL環境下で動いていますからある程度安心ではありますが、それでも少し怖いものです。

ローカルでの利用であれば、通信を介して自分の情報が外部に漏れるリスクを最小限に抑えられますから、安全度が高まるというわけです。

さいごに

仮想通貨自体の仕組みは優れたものであっても、それを購入したり送金したりする際のリスクはまだまだ大きいです。

特に最近は毎日のように何件もSlackでScamアラートが鳴っており、なんとかしてほしいところです。Slackは登録時にSMSでの認証をかけるべきではないでしょうか?

セキュリティにはある程度気を遣っているつもりですが、「自分は絶対に大丈夫だ」と思っている人ほど詐欺にひっかかるものです。

今後も十分に注意を払って、仮想通貨の購入等をしていきたいです。