中央集権vs非中央集権―今後世界はどうなる?
FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏による、仮想通貨関連のテクノロジーと今後のFacebookとの関連についての投稿が話題になっています。
参考【全文和訳掲載】マーク・ザッカーバーグ「仮想通貨は権力… | News | Cointelegraph
今回はこれを読んで感じたことをつらつら書いていこうと思います。
中央集権と非中央集権
氏は投稿の中で今後の中央集権と非中央集権について述べています。
例えば、現在テクノロジーの世界で一番興味深い問題の一つが、中央集権と非中央集権の問題だ。もともと、僕らがテクノロジーの世界に入ったのは、それが人々の手に大きな権力を与える非集権的な力となることを信じていたからだ。(フェイスブックのミッションにあるのはまず「人々に力を」だ。)90年代と2000年代には、ほとんどの人がテクノロジーが非中央集権をもたらす力となると信じていた。 (中略) このトレンドに逆流する重要なものがでてきている。例えば暗号化技術と仮想通貨だ。これらは中央集権化されたシステムから権力を奪い人々の手に戻す。だがこれらはコントロールしにくいというリスクを伴う。だからこれら技術のポジティブ・ネガティブ両側面とフェイスブックのサービスにどう活用できるかを深く研究したい。今年は自分を向上させるためにとても大事な一年となる。これらの問題の解決を通して学べることに期待している。
個人的な見解として、今後世の中のサービスはほとんど非中央集権的なものになっていくと予想しています。なぜなら、そのほうがサービスに関わる人々全員が納得感を持ってサービスに関われそうだからです。
ぶっちゃけ、中央集権的なシステムのほうがやりやすいことも多いでしょう。既存のノウハウも生かせます。しかし、その結果として今の資本主義経済があり、お金が全て的な考え方に至ってしまっているのを考えると、ちょっと痛みを伴ったとしても現在の流れから非中央集権的なシステムに移行していったほうがいいのかな、と思ったりしています。
もちろん、現行のシステムである程度うまくいっている団体はそれを拒むかもしれません。これはFacebookも例外ではないです。なんだかんだいって、既存の枠組みを捨てる(に近いところまで行く)ことになりますから、スムーズには行かないでしょう。
ただ個人的にはやはり現行のシステムよりも、非中央集権的な仕組みのほうが・・・なんというか面白そうですし、多くの人々にとってより価値が生まれやすい?未来に近づくと思うので、そうなったほうがいいかな〜という感じです。
さいごに
ポエミーな感想をだらだら書いていしまいましたが、みなさんはどう感じましたか?
ちなみにお金2.0で今話題の佐藤さんは以下のようなツイートをしています。
間違いない、私も全く同じこと考えてました。株式会社という枠組みでのテック企業のバトンリレーの覇者はFacebookが最後になるだろうなと。
— Katsuaki Sato (佐藤航陽) (@ka2aki86) 2018年1月6日
Intel→Apple→Microsoft→Yahoo!→Google→Facebook→こっからは別の経済へ https://t.co/AbsTtrdZFQ
もし今の経済が続いていけばこのツイート通りにはならないでしょうが、非中央集権的な経済が実現したらこのツイート通りになるでしょう。
私たちは今、岐路に立っています。もちろんそれは中央集権的な経済のまま生きるか、非中央集権的な経済に賭けるかです。
まぁとはいえ、どちらも共存する未来もあるわけですが・・・。共存すれば、途中で乗り換えるのもアリです。
でも乗り換えは簡単には行かないでしょう。なぜならそれまでの自分の積み重ねてきたものが必ずしも使えるとは限らないからです。
自分はもちろん非中央集権的な経済をつくっていくことに尽力する予定ですが、これに伸るか反るかはもちろんあなた次第です。