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この記事では、仮想通貨関連の記事でよく目にする「ICO」という言葉の意味について説明しようと思います。

ICO = Initial Coin Offering

ICOは “Initial Coin Offering” の略で仮想通貨を用いた資金調達の際に使われる言葉です。

元となる言葉はIPOで、これは “Initial Public Offering” 、日本語だと新規公開株などと言ったりしますね。上場していない企業が、株式を発行して資金を得るように、ICOでは株の代わりに仮想通貨を使うという感じです。

ICOの事例

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ここ最近で話題になったICOの事例として、高速・安全・アドフリーなブラウザの Brave が約3500万ドルを30秒以内で調達したのが記憶に新しいでしょう。

jp.techcrunch.com

Braveは資金調達時に独自の仮想通貨BAT(Basic Attention Token)を用いました。

また、余談ですが自分も過去にいくつかICOに参加しています。

Status(ステータス)のICOに備えてEthereum(イーサリアム)を約4.28ETH購入しました

ALISのICOに1.5ETHだけ参加しました!

ICOの可能性

これまで、何か新しいことを行うために資金調達をするとなるとVCやエンジェル投資家から資金を得る必要がありましたが、ICOという選択肢が増えたことによりこれまでの常識が通用しなくなってくるかもしれません。

先日VALUというサービスを紹介しましたが、これと同じで小さなチームや個人が資金を得るための手段はテクノロジーの進歩によりこれまで以上に幅広くなっています。

個人を会社に見立てて価値を売買できるサービス「VALU」はビットコインでの決済が可能

実際、30秒未満で3500万ドルは相当ヤバいと思います。まぁ、先ほどの事例は立ち上げた人がMozillaの前CEOとかなりネームバリューがあるのも影響しているでしょうが、それでも可能性を感じさせてくれます。

さいごに

仮想通貨や、仮想通貨で用いられるブロックチェーンの技術を元に新しい試みがたくさん始まっています。今後も世界を変えるテクノロジーとして、より発展していってほしいですね。