デジタル・ゴールドを読んだ感想
デジタル・ゴールドという本を読みました。
内容はサトシ・ナカモトがビットコインの論文を公開してから、その後2014年3月辺りまでの流れを追ったものとなっています。
最初のサトシ・ナカモトのやりとりが意外だった
最初にこの本を読んで驚いたのは、サトシ・ナカモト氏がビットコインについての文章を公開した直後あたりは、思いの外アクティブに他の人とコミュニケーションを取っていたことでした。
自分は恥ずかしながらビットコインの論文が出た直後についてあまり知らなかったのですが、サトシは論文だけ公開して、後はまったくコミュニケーションを取ってないと勝手に思っていました。
なので、最初にメールを通じてコミュニケーションをしている様子は、個人的になんというか・・・面白かったです。「そんなに会話していたのか!」と。
とはいえ、会話があったのはほんとに最初の方だけですし、それでここまでコミュニティが大きくなったのはやはりビットコインの仕組みが非常に優れていたからと言わざるを得ません。
お金2.0の著者の佐藤航陽さんも、ビットコインの仕組みに関しては非常に良く出来ていると言っていますしね。
改めて、ビットコインはすごいんだな〜と思いました(小並感)。
みんな自由を求めていた
ビットコインに惹かれる人ばかり登場するので当たり前といえば当たり前かもしれませんが、登場人物の多くはビットコインの非中央集権的な思想に惹かれており、自由を求めていることがよく分かりました。
それぞれの個人が、形は違えど皆何らかの形で自由を求め、ビットコインに賭けている様子は非常にエキサイティングで魅力的でした。
自分も人生において、自由であることは非常に重要な要素となっています。なんとなく同じような考えの人達を見ていて、本を読んでいて居心地が良かったです笑
さいごに
この本は2014年までの出来事しか書かれていませんが、2014年って今から4年前ですからね・・・まだ、たった4年しか経っていません。
当時の人達を見ていると、現在のビットコインの価格を予想できている人も居ますが、おそらくビットコインを買っていた多くの人が現在の価格まで上がるとは思っていなかったでしょう。仮想通貨全体の市場規模についてもそうです。
そう考えると、今は2018年ですがこれから4年で一体どうなってしまうのでしょう・・・。ビットコインがどうなっているかは分かりませんが、少なくとも他の何らかの通貨は生き残り、仮想通貨全体の市場規模もとんでもないことになっているでしょう。
やはり今後も、仮想通貨の動きから目が離せませんね!笑